2013/01/27

超小型出版

Kindle本、安くて手軽なのでどんどん買っちゃって、読むのが追いつかない。iPadのKindleアプリで何冊も同時進行で読んでます。

先週「超小型出版」ってのを読みました。内容は書籍というより雑誌的な方向。従来の出版の枠組み(紙の雑誌を定期的に出すための仕組み)をはずしていいんじゃない?って話。書き手にも読み手にも手軽な最小限電子出版物の理想。僕的にはそれはすでに100円Kindle本で実現されつつあるけどね。

ページ数は少ないです。内容もあんまり具体的じゃなく、筆者の「思い」ばかりが強いかも。でも、従来の出版の枠組みをはずしたらこうなるよ!ってのは、考え方としては知っておくといいかも。これを元に「Kindle自費出版ガイド」などのKindle本解説書に載ってる具体的な方法を参考にすれば、すぐにでもKindle本出せそう。

理想に近いものとして出てくるThe Magazine(英語なので購読しないけど)や、iOSのNewsstandが定期購読や手軽さではいい線行ってるそうだ。日本の雑誌も定期購読できるようになってますね。

無料で全部読めるネット上の読み物でも、手軽に簡単に手に入れられる仕組み自体にユーザーはお金を喜んで払う、ってのは同意だけど、それって要するに帰着点は「ネットの有料サイト/記事」と同じものになっちゃうんじゃないの? とも思った。だったら、「後で読む」的なものをPDFにしてでもオフラインでも便利に読めるようなもののほうが、順序としては先かもね。

おもしろいのは、昔の軽自動車「ホンダN360」を「超小型出版」の象徴として大きく取り上げてること。表紙のビジュアルも。N360好きとしては、なんかくすぐられる。

アップルストアで超小型出版に関するイベントがあったらしい。

上記記事からリンクされている、筆者のクレイグ・モド氏の考え。

「電子書籍に取り組むということ」

「"iPad時代の書籍"を考える」

0 件のコメント: