2010/10/30

iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」発売



iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」が今日、発売になりました。スティールドラムのアプリです。よろしくお願いします。

iTunesプレビューページ

2010/10/27

■グラフィック薄氷大魔王[237] 新MacBook Airに翻弄される

■グラフィック薄氷大魔王[237]
新MacBook Airに翻弄される

吉井 宏
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先週は、新MacBook Airのせいで一日のツイート数記録更新の勢いだった。1メーカーの新製品発表に何でいちいち狂喜乱舞してるんだ?とも思うけど、実際こんなに物欲を刺激するメーカー、次の世界へ連れてってくれると実感するメーカーは他にないんだからしかたない。

特に、小さい方の11インチ。欲しくてたまらないけど、せっかくiPadとMacBook Proとの棲み分けや割り切りを一生懸命考えてるのに、困るなあ。なんでまた今頃ネットブック?  あんな中途半端なもん出さない!ってジョブズが言ってたMac版ネットブックそのものなんだよなあ。などと揶揄してみたところで無駄な抵抗。

発表の翌々日、例のフィギュアの納品に奥さんと行った帰りにアップルストア渋谷で実物を見てきた。実際触って見ると小さい方、やっぱスゲ〜いいわ。奇跡のノートパソコンって感じ。液晶を閉じて持ってみた。この薄さとサイズだと、「バッグにパソコンを入れる」って感じじゃないかも。封筒とか紙のノートを入れる感じ。このサイズで完全なOSXが使えるってのは感動的。

奥さんに「買っていいよ」と言われたのに意地張って 「いや〜、iPodの立ち位置がどーのこーの・・・」とか言って買わなかった僕は偉いのかバカなのか。一人で行ってたら、葛藤で気が変になったかも。しかし、MacノートでなくiPadを持ち出し用に決めてタブレット時代に備え前進しようとしてるのに、今までどおりMacBookを使うのは後退する気分。iPadで浮かれてた自分の敗北を認めることになるというか。サイズや量感的にも11インチAirとiPadはほぼ同等なのでヤバイ。

初代のMacBook Airは持ってました。ただSSDモデルはやけに高かったので80GBのHDDモデル。読み込み待ちがたびたびあって快適とは言えなかったし、容量が足りなくてDropboxと同期できなかったのも痛かった。今回は全モデルSSDなのに安いんじゃない? ジョブズが「Flash? フラッシュメモリなら大好きだよ」って言ってたのはこれか! それも、11インチは白MacBookと同じ値段。高級品ぽいのにいちばん安いMacノート。

新MacBook Airは起動に15秒!スリープすらいらないくらい。こないだまでHP製ノートPCのSSD入りを使ってましたけど、Windows7が劇速で起動してました。起動は確かに速くなりそう。(Windows7の起動は早いそうです。なので今のネットブックは相当使い勝手が良くなってるという話も)

で、最初は11インチにしか興味がなかったんだけど、その後気がついた、13インチのMacBook AirのディスプレイってMacBook Pro15インチと同じ画面ピクセル数。CPUは15インチMacBook Proよりちょっと遅いけど、全体的にはSSDのおかげで速いだろうし7時間使えるし、15インチMacBook Proとほぼ同等に使える13インチAirって11インチAirよりも僕的には圧倒的に魅力的!

13インチのMacBookやMacBook ProやAirの他、いくつかの10インチ以下の小型ノートPCも使ってきましたが、小型軽量という恩恵を受けるのは「持ち運んでる最中」のみで、使っているときにはパソコン(主に画面ですが)は大きければ大きいほど良い、ということ。喫茶店や新幹線で小さいノートパソコンでチマチマやってる人を見ると、「漢(おとこ)なら17インチノートを使え!」とか思っちゃうし。

あと、メインマシンをMac Proとすると、サブマシンとして使うノートもメインと同じ広さの画面がほしいのです。なので、CinemaHDディスプレイと同じピクセル表示ができるMacBook Pro 17インチを選んだわけで。もちろん持ち歩くには少々重すぎる。

だから、本当は17インチのMacBook Airが欲しい!それなら持ち出し用と本気作業可なサブマシン用が両立できる。いや冗談じゃなく、Appleが光学ドライブを「レガシーなデバイス」と認定していて完全廃止を目論んでるのは確実。たぶん来年のMacBook Proのリニューアルは、光学ドライブがなくなり、ついでに「Air」という名称がなくなり、11、13,15,17インチのMacBook Proというラインナップになるかも、と期待。

少なくとも、現MacBook Pro17インチと同等のピクセル表示ができる15インチMacBook Airが出るまではガマンしたい! しかし、↓の記事を見ちゃうとグラグラ。うーん、罪なMacBook Air。
< http://netafull.net/macbookair/036102.html >

【吉井 宏/イラストレーター】

フィギュア作業でグチャグチャだった部屋を整理片付けしてスッキリして気がついた。売れ残り分がど〜んと戻ってきたら、また部屋がいっぱいになっちゃうのか〜。ところで、iPhoneのApp Storeと開店の順番が逆じゃね?って感じのMac App Storeの予告画面。Apple純正アプリに混じって「Color Studio」ってパレットのアイコンがある。検索してみても現在Color Studioという名前のMac用ソフトは存在しない模様。まさかこれ、AppleにいるMark ZimmerがColor Studioを復活させる?

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加しています。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

2010/10/20

■グラフィック薄氷大魔王[236] CGアニメ「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」について

■グラフィック薄氷大魔王[236]
CGアニメ「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」について

吉井 宏
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10月22日(金)、「ヤンス!ガンス!」のDVDが東宝ビデオより発売されます。「シーズン1」の12話分と、動画コンテなどのオマケ映像を収録しています。「ヤンス!ガンス!」について、この連載では具体的に書いてなかったので、簡単に紹介しますね。

amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/cH9BqG >
公式サイト < http://meatordie.com/ >
Youtube < http://www.youtube.com/yansgans >

人類が何らかの理由で宇宙へ脱出した後のニューヨーク。たぶんかなり未来。草食恐竜(♀)が闊歩する中、最後の肉食恐竜(♂)であるヤンスとガンス(いつも腹ぺこ)が草食恐竜(♀)をゲットすべく、ドタバタを繰り広げます。90秒の短編アニメ。完成しているのはDVDに収録のシーズン1、12エピソードです。煩悩の数と同じ108エピソードまで作れればいいなと話してます。

作者は「ウゴウゴルーガ」やプレステ「せがれいじり」等でおなじみの秋元きつね氏と、「ウサビッチ」のプロデューサー村山太氏。二人は何度か組んで仕事してたのですが、本格的に攻めに出る作品を作ろうということで、従来の秋元一人での制作でなく、ちゃんと分業して多くのエピソードを安定して作れるようにするため、メンバーが集められました。

僕は主役の肉食恐竜ヤンス&ガンスと、毎回入れ替わり登場する草食恐竜のキャラクターデザインをはじめ、背景や大道具小道具など、画面に登場するほとんどの3D物体をデザインし、モデリングやテクスチャ描き、表情モーフ作成までやってます。

それらを動かすアニメーション制作には(有)シンクの菅村弘彦氏。音楽と音効はゲーム音楽の世界では有名な(株)スーパースィープの細江慎治氏と佐宗綾子氏。この6名のチームが制作しています。最近増えてきた少人数独立チームでのアニメ制作の典型ということで、CGWの取材を受けたりしました。

主にGoogleグループの掲示板でコミュニケーションします。最初の頃はビデオチャットなどもやってましたが、文字でやりとりするほうが確実だし面倒でないので掲示板に落ち着いてます。秋元氏がコンテを描き、メンバーの意見を取り入れつつ、動画コンテ(LIGHTWAVEでキャラクターを簡略化したダミーを動かしてタイミングやカット割りなどほとんど完成させたもの)を作り、それを元にそれぞれのメンバーが制作します。出来上がった映像や音に、After Effectsで効果やマンガ的表現のエレメンツを加えて最終的に編集するのは秋元氏。

TVKやMUSIC ON! TVなどでの放映もされてますし、アヌシー国際アニメーション映画祭2010ノミネートやオタワ国際アニメーションフェスティバル2010ノミネートなど、そこそこ評価されてるようですが、まだまだブレイクへの道は遠いです。プロデューサーの村山氏ががんばって、世界での展開を探ってるところです。まだスタートして2年、なんとかなるには数年はかかるでしょう。

ところで、「ヤンス!ガンス!」の僕の個人的な意義。以前から「楽しそうに仕事されてるなあ」と思ってた秋元きつね氏が誘ってくれたのはうれしかった。また、自分がデザインしたキャラクターが登場するアニメーション、それも、実際に動かすしんどい作業は専門家がやってくれる。フィギュアやグッズがたくさん出るかもしれないし、僕的に非常にお得な仕事です。

アニメを作る上でも非常に勉強になります。僕的には誰にもわかりやすくキッチリまとまった作品がいいのかと思ってましたが、必ずしもそうでないことが新鮮でした。わかりやすくスッと入ってくる作品は、スッと流して見られて終わって印象に残らない、という危険もあるようです。「ヤンス!ガンス!」には多くの「引っかかり」や「ツッコミどころ」が意図的に挿入されてます。

また、こういったドタバタアニメは僕自身作ってみたかったのです。子供の頃はあまり見せてもらえなかった超クダラナ系のアメリカのアニメ。ワーナー・ブラザーズやハンナ・バーベラ・プロダクションの作品群、「ロードランナー」「チキチキマシン」「原始家族」「クマゴロー」などなど(その点、僕の原点「トムとジェリー」はいくらか高尚すぎかも)。

小学生や幼稚園児が朝出かける前や帰ってきた夕方にテレビでダラダラ流れてる系のバカアニメ。自分ちではそういうダラダラ感がなかったのであこがれなのです。「未知との遭遇」で、リチャード・ドレイファスがリビングにデビルスタワーを作ってるとき、テレビでバカっぽいアニメを垂れ流してて子供が見てるんだけど、あの感じ。「パルプ・フィクション」でもブルース・ウイリスの子供時代のエピソードに変なアニメがテレビに映ってた。今だったらカートゥーン・ネットワークの感じかな。

あのシアワセそうなダラダラ垂れ流しクダラナ系バカアニメを全世界のお子様へ!ってのがひとつの夢だったのですが、もしかしたら「ヤンス!ガンス!」でそれが実現するかも!って期待してます。

【吉井 宏/イラストレーター】

先週書いてたフィギュア制作は月曜までにほぼ終了。パッケージの用意や梱包・納品作業は残ってますけど、峠は越した模様。しんどいとか大変とか二度とやらない!ばかり言ってますけど、しばらくするとまた作りたくなるんだろうな。で、その「しばらく」の間隔がだんだん狭くなってきてる。以前は半年とか1年たたないとやる気にならなかったけど、今年はカスタムや一点物を含めてすでに11種類作って計50数個も塗装してる。

懲り懲りなのに、なんでまた作りたくなるのか? 作業が終わってからもっとラクに速く作業できそうなスバラシイ方法を思いついちゃうのです。だから、次はその方法でやればもっと手際よくできるにちがいない!と思っちゃうんだよなあ。実際、大した効率アップにはならないんだけど。

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >
カスタム・ローラの写真がもう発表されてます。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post_4821.html >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

2010/10/13

■グラフィック薄氷大魔王[235] フィギュア作業してるときの心理

■グラフィック薄氷大魔王[235]
フィギュア作業してるときの心理

吉井 宏
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新作の中型フィギュア2点。7月から延々作業を続けてます。特に9月後半からは、たまたま仕事が忙しくないこともあって、ほとんどフィギュアにかかりきり。プラス、旧作フィギュア1点を増産として新たに塗装してます。制作の様子は逐一Twitterに実況中継してますのでTwilogでどうぞ↓
< http://twilog.org/tweets.cgi?id=hiroshiyoshii&word=T%26N。 >
< http://twilog.org/tweets.cgi?id=hiroshiyoshii&word=Pu-Chan。 >

そりゃあもう大変な作業ですし、長期間にわたって部屋の半分が工場のグチャグチャ状態。正直言って、さすがにもうウンザリしてますけど、いちおうイベント用の仕事絡みなので、途中で放り出すわけにもいかない。「早く完成させて仕事場をすっきりキレイに片付けたい!」が非常に大きなモチベーションになってる始末。一分一秒でも無駄にせず作業すれば、それだけ早く終われるぞ!って必死になるという。

今回は3種類 x 12個を複製・塗装。なるべく効率を上げるべく、同類の作業をまとめて流れ作業的になるように心がけてるのですが、それでも、デジタル作業にくらべると、ホントにバカみたいに時間がかかる。計算してみると、塗装だけでも一個あたり7〜8時間もかかってる。データ作成、出力、原型作成、複製、の時間も合計すると、何時間かかってるかなんて、こわくて計算できない〜。

昨年6月に引越したとき、立体制作の道具や塗料などを含めてほとんど処分したのです。あの判断は確かに正解だったな。こんな時間食いの遊びはやめてしまおう、もしフィギュアを作りたかったらプロに依頼しよう、って思ったのです。今回だって、時間を他のことに使ってたら、どんだけいろんなことができたか、っていう。とは言っても、また道具を処分したところで、また作りたくなるにちがいないってことで、たぶん処分しませんけど。

あと、フィギュア作業やってるとデジタル作業はラクだなあと思うし、デジタルやってるとアナログはストレートでラクだなあと思う。CG作業やってると、フォーマットの互換性とかマップを直すとか細かいハードルがいっぱいあって超面倒。現物そのまんまな世界のフィギュア作業が逆にラクに感じたりする。

でも、アナログの極みのフィギュア作業って、基本デジタルの僕には「補完」になってると思う。手で作る実感が少ないデジタル作業をフィギュア作業で補完してる。両方ないとバランスがくずれるのかもしれない。とはいえ、気分的に同じ部屋での共存はむずかしいなあ。フィギュアや立体制作を続けるのなら、やはり別に作業場がほしい。

ところで、ここ一週間くらい、朝8時から夜12時までの16時間は食事等以外はフィギュア制作に完全集中モード。普通のパソコン仕事のときにはBGMさえジャマなので無音でやってますが、フィギュア作業のほとんどはBGM聴いてても大丈夫。たまってたポッドキャストをまとめ聴きしてます。こういう機会でもないことには、ちゃんとポッドキャストを聴けないので都合がいい。

っていうか、音が鳴ってない状態で黙々と長時間作業してると、いろんなことが頭をよぎる。ほとんどはくだらないことだし、深く考えられないので何かの企画を考えようってのはムリ。困るのは、普段はまったく忘れてるイヤな思い出、恥ずかしい思い出の数々が次から次へ頭に浮かんできてしまうこと。ぜったい書けないおぞましい思い出に「ヒー」とか「ギャッ」とか声を上げてしまうほど。なので、何か音を聞いてないと気が滅入る。

たぶん来週の原稿を書く頃には主な作業は終わってるはず。ガンバル!

【吉井 宏/イラストレーター】

以前、YMOをマンボとかチャチャチャのラテンスタイルで演奏するセニョール・ココナッツ(アトム・ハート)の「プレイズYMO」を聴いて大喜びしてました。元々ラテンの曲をYMOがカバーした、と言っても信じられるくらいの違和感のなさ! で、知らなかったけど、その後クラフトワーク版もやってたってことで、「El Baile Aleman(翻訳してみたら「ドイツのダンス」だって)」さっそく購入。これがまたスバラシイ! Showroom Dummiesは特に違和感なさすぎ。The Man MachineやNeon Lightsもイイ。Autobahnがこんなかわいくなるなんて!冒頭のワーゲンビートルの音が本家よりもポンコツなのがおかしい! 中盤の通り過ぎるクルマの音の描写を楽器で忠実に表現してるのが気合い入っててスゴイ! 全編、ニヤニヤニコニコして聴いてました(Trans Europe Expressだけはイマイチかも)。なんで突然 セニョール・ココナッツかというと、Twitterで知った「アニメンティーヌ」。バカボンやサザエさんの歌をフランス語でボサノヴァ調で歌ってる。先入観なしで初めて聴いたら「一休さん」だとは誰も思わん。この違和感のなさはアレだ!って思い出したんです。

●イベント「3DCG CAMP」の無料セミナーに出ます
「ヤンス!ガンス!」メイキングワークフローセミナー
10月16日(土) 15:20〜16:05
(以前アップルストア銀座でやったものとほぼ同内容です)
< http://www.3dcgawards.com/camp/free_seminar/meatordie/index.html >

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >
カスタム・ローラの写真がもう発表されてます。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post_4821.html >

●「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」DVD発売決定、アマゾンで予約可!
< http://amzn.to/cH9BqG >

●「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

●「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

2010/10/12

リトル・ローラ / カスタム・アートショーに参加します



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札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 
「リトル・ローラ / カスタム・アートショー」
2010年10月23日(土)~11月21日(日)
札幌ロフトのグラフィックコーナー

詳しくはPaintMonsterBlog

2010/10/06

■グラフィック薄氷大魔王[234] やっぱToDoリストは必要だな

■グラフィック薄氷大魔王[234]
やっぱToDoリストは必要だな

吉井 宏
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3週間前、「いろんな制作衝動を全解放!今やらなければいつやるんだ?」と書きました。「こんなことやってる時間じゃない」とかのブレーキをはずして制限なしで突っ走ったらどうなるか?

予想どおりっていうか当然そうなるだろうと思ってましたけど、さっそく弊害が出てきました。一つのことに没入してしまうと、他のことをやる時間がぜんぜんなくなっちゃうのでした。もちろん仕事など外部的に時間の制約のあるものは最優先でやりますけど、「いろいろやるぞ。次はこれ、次はあれ」って軽やかに制作することがまったくできなくなってしまう。

やっぱりある程度の計画性というのは必要だなあ。何をやるかのToDoリストや仕事細分化リストはどうしても必要らしい。ToDoを俯瞰で見れないと今何をやるのが最良かの判断がぜんぜんつかない。やはりOmniFocusに戻るしかないかと起動してみたところ、あの追い立てられるイヤな気分が蘇ってきてダメ。

ToDoソフトやウェブサービスはいくつもありますが、OmniFocusと双璧で語られることが多い「Things」が良さそう。OmniFocus同様にiPhone用アプリも用意されていて同期できるとのこと。15日使える評価版をMacBook Proにインストールしてみました。

Things < http://www.netjapan.co.jp/r/product_mac/thg/ >

ちょっと前に終了した仕事や進行中の案件を10項目くらいプロジェクトとして作成し、使い勝手を確認。機能や使い方はOmniFocusとそれほど違いはないんだけど、きっちりして清潔感のあるインターフェイスデザインのせいか、あの圧迫感は感じない。タグで項目を整理できるのも便利だし、終了項目を「ログブックへ」というのもいい感じ。

Thingsを5日間使ってみて、なるほどこれはイケるかも!ってことで、メインマシンのMac Proにもインストールし、データの同期を試してみた。ThingsのライブラリをDropboxに入れておけばどのマシンからも同じデータが使えるはず。

ところが、iCalやEvernoteやOmniFocusのように、複数のMacで起動しておいて、どちらかで書き込むとすぐにもう一方のMacにも変更が反映される、ってのができない。Thingsのライブラリは終了時にしかライブラリが変更されないらしく、起動のタイミングによっては新しい書き込みが消えてしまったりする。

おかしいな、とThingsのサイトをよく見たところ、なんと!同期機能が実装されてないじゃないですか! うむ〜。どちらか一方のMac一台だけで使うと決めてしまうか、使うときだけ起動する習慣にすればいいのかもしれないけど、DropboxやMobileMe、Evernote的なリアルタイム同期の便利さに慣れちゃった今となっては、かなり不便に感じてしまう。

Thingsは相当気に入ってたのだけど、あきらめよう。では、EvernoteをToDoリスト的に使えないものか? ツリー形式の書式に対応してればなあ。お?タグを利用する手はあるな。一枚のノートの中でリストを作ろうとしないで、タグをつけたノートをリストの一項目として扱う。その中に仕事細分化リストや電話メモや資料などを全部放り込んでしまえば、今まで散らばりがちだったメモが仕事ごとに一箇所に集まる。

また、更新日でソートしておけば頻繁にいじってる項目は上に来るし、終了していじらなくなったら降りる。完全に終了した項目は「終了したToDo」ってタグにつけかえればリストから消えることになるし。Evernoteの中でできちゃうなら、ちょっと便利かも。しばらく試してみよう。

追記1。「Egretlist」というEvernoteを利用したiPhone用ToDoアプリを教えてもらいました。まだ試してないですけど、Macメインで使うにはたぶん不便っぽいかな。

追記2。厳格なGTD的生産性追求にはもうそれほど興味ないです。あれの短所は、放っておけばやらなくて済んでしまうささいな事柄が、さも重要事項に見えちゃうこと。やらなくてもいいことまでほじくり出した自分自身に忙しく追い立てられるのは、自爆としか言いようがない。

【吉井 宏/イラストレーター】

フィギュアの塗り分けに「マスキングゾル改」という製品を初めて使ってみた。水溶性のゴム状の液体を筆で塗った部分がマスキングされるのです。なかなか優れものなのですが、きれいにペリペリ剥がせるわけじゃなく、セロテープなどを使ってもどうしても残ってしまうところがある。思いついて、20年近く前、ペーパーセメントを剥がすのに使ってたロール状のゴムで擦ってみたところ、すごい簡単に剥がせる! 「ラバークリーナー」って製品でした。こんな便利なもの、もう手に入らないのかと思ったら、普通にamazonとかでも売ってる現役の製品なんですね。

●札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html >

●「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」DVD発売決定、アマゾンで予約可!
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MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

●同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html >

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