2006/05/31

Toys-フィギュア制作記_25


試作品用として複製を数個ずつ作りました。レジンが半分までしか注入できず不良品になったものもいくつか。まあ、おおむねうまくいったけど、よ〜く見ると、ズレの段差がひどかったり小さい気泡があったりする。Webで調べた気泡を防ぐ方法に、「シリコン型にベビーパウダーをまぶしておく」のがあって、やってみた。なるほど細かな気泡がなくなってスルスルの表面になる。気泡に悩まされてる人は試す価値アリ。


で、サンドペーパーかけしてサーフェイサーを吹いた状態。と、書くとすんなり進んでるようだけど、実はぜんぜんちがう。そのまま続けて量産というわけにいかないです。段差がひどくてサンドペーパー&サーフェイサー作業が延々続き、原型を大量に作ってるのと似たようなもの。計12個くらいあるので作業がぜんぜん進まない。本格量産するときは、シリコン型取りをもう一度やりなおして完璧な型を作らなきゃいけないみたい。そのほうが後々ラクだ。

シリコン型取りの反省点としては、
・型の内側の気泡は表面に露出してなきゃ大丈夫だと思ったら大間違い。
 奥でもある程度大きな気泡はレジンが固まるときの発熱で膨張する
 らしく、かなり大きく凹む。
・型の位置合わせの穴は、できるだけ大きくするほうがズレにくいらしい。
・型の底と天面に増量シリコン片が露出してボコボコしてたけど、
 きれいに平らにしておくほうが、板で挟んで輪ゴムをかけるときに具合がいい。

型抜き後の反省点は、
・ズレがひどかったり大きな気泡のあるものは、もったいなくても廃棄する。
 出来の悪い下地をムリヤリ整える作業のほうが型抜きよりはるかに時間を食う。
・整形はバリ跡をきれいにする程度にしておく。それ以上やると際限なくなる。
・塗装前にはサーフェイサーの500番は使わないこと。またまた全体を
 サンドペーパーかけしなくちゃならなくなる。

2006/05/30

Toys-フィギュア制作記_24


この原型は普通に二面取りでは不可能。片足と舌に空気抜きの穴が開けられないのだ。で、画期的な方法を思いついた!


空気穴となる割り箸を足と舌から枠まで渡し、離型剤と油粘土で固定した。おおっ!この方法だとどんな原型も自由自在に空気穴が作れるぞっ!!で、しばらく見ていたところ、「ありゃ、これじゃあレジンを流し込んで固めたあと、抜けないじゃん・・・」と気がついた。ああ〜、だめだこりゃ。


というわけで、そのままシリコン型取りしてから、足と舌の空気穴に沿って型を切断してみた。三面取りということに。レジン流し込みしてみると、けっこううまくいく。ただし、位置合わせの穴が無いのでズレやすい。次にやるときは、ギザギザに切断するほうが良さそう。

2006/05/29

Toys-フィギュア制作記_23

だいぶん日にちがあいてしまってますけど、いまだに時間を見て制作中です。やっぱアナログは時間かかります。今、最終局面に来てますけど、前回からの経過を含めて現状に追いつくように書きます。


ようやく4体の原型が完成した状態。ここまでの作業はチマチマとサンドペーパーがけが中心で、写真ではぜんぜん何が進展してるのかわからないです。

石粉粘土の2体は、見た目よりもぜんぜんデリケート。定規が置いてある上にちょっとパタッと倒しただけで、ボコッと線状に大きく凹んでしまい、それをまたパテで埋めてヤスリで磨いてサーフェイサーかけてというバカを2度やったりとか。


で、シリコン型取り作業。枠は今までのハレパネではなく、型取りブロックというのを使った。便利。

2006/05/09

Toys-フィギュア制作記_22


あんまり作業の時間が取れない。とりあえず、全体を粗めのサンドペーパーで整形した状態。


サーフェイサー500番を吹いてみた。キャストのままではぜんぜん見えなかった細かい気泡があったり、凸凹があるのがよく見える。けっこうガタガタ。適当にサンドペーパーかけしたら、すぐにサフ吹きしちゃうほうが効率がよさそう。
気泡は上にたまるので目立つ。やはり逆さ向きで型取りするほうが具合がいい。

2006/05/03

Toys-フィギュア制作記_21


古いシリコンを刻んで増量してもけっこう大量のシリコンを使用。レジン注ぎ道と空気抜きの穴がおもしろい形になった。


なんとかレジン置き換え成功。気泡も無い。レジンには黒の着色剤を混入。この色なら立体感が良く見えるので仕上げ作業もラク。

2006/05/01

Toys-フィギュア制作記_20

ゴールデンウイーク中はフィギュア制作放題、ってわけにはいかんのです。いろいろとやることがあって。でも最終段階まで来ている3体と、現在クレイ状態の1〜2体くらいは、5月後半までに仕上げたいってところ。


クマ、サーフェイサーの上からパテを塗り、細かな凹凸を滑らかに整えている最中。


これが、第二回目のサーフェイサー吹き終了の状態。


こいつは、ついにシリコン型取りの準備にとりかかる。「離型剤Sブルー」を塗ったところ。


ところでこの「離型剤Sブルー」。使用後はペリペリときれいにはがせる。クレイモデルは原型が仕上がるまでとっておき、後で別の作品にクレイを再利用可能。